睡眠時無呼吸症候群検査のご案内

睡眠時無呼吸症候群（Sleep Apnea Syndrome：SAS）をご存知ですか？

1. 睡眠時無呼吸症候群とは睡眠中に何度も呼吸が止まり、ぐっすり眠ることができない病気です。大きないびきや起床時の頭痛、夜間の呼吸停止、日中に強い眠気がさすなどの症状があります。
2. 人口の1～2％の方にこの病気があるといわれています。特に成人男性では3～4％の有病率があり、放っておくと高血圧や心臓循環障害、脳循環障害などに陥るといわれています。
3. 日中の眠気のために仕事に支障をきたしたり、居眠りによる事故の発生率を高めたりなど社会生活に重大な悪影響を引起こす危険があります。しかし、検査方法も治療方法も確立されておりますので、適切に検査・治療を行えば決して恐ろしい 病気ではありません。
4. 睡眠時無呼吸症候群（SAS）が心配な方は、当院でも、外来でスクリーニング検査が可能となりました。
5. 当院では、貸し出し式の「睡眠時無呼吸症候群」の検査を行っております。やり方は、予約日に来院していただき、ビデオを見ながら装着方法を説明いたします。そして、検査機械を自宅に持ち帰り、入眠する際、実際に装着していただき、２晩、自宅で寝ながら検査していただきます。入院は不要です。
6. 検査で「睡眠時無呼吸器症候群」の有無や程度がわかりましたら、それに対し適切な指導や専門医への紹介を進めることができます。
   まずは気軽に検査を受けることをお勧めします。
   検査の費用は、健康保険がきいて、４０００円位です。
7. 御自身または御家族の「いびき」が気になる場合、まずは早めに受診し、検査を受けることをお勧めします。