痔にならない、痔を悪化させない生活法

痔にならない、または痔になった場合でも悪化させないためには、以下の点に注意して生活して下さい。

1.便秘や下痢に注意する。
2.排便後にはお尻を清潔に保ち、毎日おふろに入るようにする。
3.トイレに長くいたり、強くいきまないようにする。
4.腰を冷やしたり、長時間、座りっぱなしにならないようにする。
5.豆類、野菜、海藻類などの食物繊維の多い食事をとるようにする。
6.アルコールやからし類などの刺激物は控えるようにする。
7.精神的、肉体的に疲れたときには、十分な睡眠や余暇をとるようにして、ストレスをためないようにする。

おわりに

痔疾患は毎日の誤った生活の習慣からできてしまう、いわゆる「生活習慣病」のひとつのようなものであり、生活上の注意だけでも、かなりの痔疾患の予防ができると思われますし、また、たとえ痔ができてしまったとしても、手術をしなければならない状態にまで悪化することも少ないものと思われます。一方、痔疾患に対する治療法は、最近10年間ほどで、急速に進歩しており、いたずらに痔の治療を恐れる時代ではなくなってきております。
冒頭でも述べましたように“日本人の三人に一人が痔主”といわれるぐらい痔疾患は頻度の高い病気にもかかわらず、肛門は人目にさらしたくない、痔は恥ずかしい病気といった誤った固定観念が日本人に蔓延しており、多くの患者さんが人知れず、その苦痛に悩んでいるのが現状だと思われます。痔は決して恥ずかしい病気ではありません。一度思い切って専門医の診察をお受けになることをお勧めします。このホームページが皆様の解決の一助になれば幸甚です。

参考文献

1. 『新・痔退治百科』 岡田光生著 みずうみ書房
2. 『新・痔は切らずに治る』 平田雅彦著 主婦の友社
3. 『目でみる痔疾患の手術』 隅越幸男著 チーム医療
4. 『目でみる大腸肛門疾患』 隅越幸男監修 森下ルセル株式会社

平成11年12月
平成12年5月27日 項目追加
平成12年10月13日 項目追加
平成13年8月27日 項目追加
平成14年8月19日 項目追加